大宮台地の湧水 ほか街歩き、お出かけの記録

地元大宮台地の湧水を中心に、地理、地形好きのお出かけの記録です。

車中泊一人旅(2)早朝の奈良井宿ほか中山道の宿場めぐり(2019年4月)

諏訪湖SAで仮眠。本格的に車中で就寝するのは初めてでしたが、セレナの後席は広さは十分で、まずまずの寝心地。キャンプ場でテント泊するのと同じくらいか。ただ、2列目、3列目を倒してフラットにしても、でこぼこしていて持参したエアーマットを敷いても腰が痛くなりました。

5時過ぎには明るくなりはじめ、腰の痛さも相まって目が覚めました。

f:id:iko-san:20190430221205j:plain

諏訪湖が前面に広がり、景色がいいSAです。結構1BOX車やキャンピングカーも泊っていて、就寝している人がたくさんいました。

あまり長居するのも迷惑かと思い、早々に出発しました。

朝早くても散策できそうなところと思って、奈良井宿を目指して中山道を南下することにしました。

塩尻から国道19号線を南下。洗馬宿から基本的に旧道を走ります。

山あいに入るにしたがって、旧中山道の趣が強くなっていきます。

f:id:iko-san:20190430232625j:plain

本山宿には、 国登録有形文化財の建築が3軒並んで残っていました。

この宿場を超えるといわゆる木曽路に入ります。

次の贄川宿は昭和初期の大火で古い建物は焼けてしまったそうです。でも旧道を通るとやはり昔の面影を感じます。

「道の駅木曽ならかわ」のところで再び旧道に入ると、木曽平沢の町並みです。

ここは宿場ではありませんが、漆工の町で、重要伝統的建造物群保存地区に指定された古い家並みが残ります。

f:id:iko-san:20190430234910j:plain

平沢を過ぎると程なく奈良井宿です。

 

早朝なのでまだほとんど観客がおらず、静かな宿場の雰囲気。

f:id:iko-san:20190502215131j:plain

 ここは建物の景観を守ることは徹底しています。人がいないと本当にタイムスリップしたよう。

f:id:iko-san:20190502214944j:plain

 ところどころに水場があって、静かな中に水の流れる音が響きます。お店などは開いていないけど、早朝に来てよかった。

f:id:iko-san:20190502215442j:plain

f:id:iko-san:20190502215557j:plain

 

この辺りはまだ桜が咲いていました。宿場町に咲く桜がきれいです。

f:id:iko-san:20190502220103j:plain

f:id:iko-san:20190502220258j:plain

1軒だけ洋館がありました。かつての診療所だそうです。これが松の木と合わさってとてもいい感じ。

f:id:iko-san:20190502215630j:plain

奈良井駅のあたりから歩いて鳥居峠の登り口にある、鎮神社までやってきました。
ここまでおよそ1㎞。現存している日本最長の宿場だそうです。

木曽の山中にこれだけの宿場があるとは、かつての中山道の賑わいを感じさせます。またいち早く伝建地区に指定して、これをそのまま残したという地元の皆さんの先見の明もすごい。

 

難所の鳥居峠は国道のトンネルで越えて薮原宿から今度は奈川方面に北上します。